百人一首~第2番:持統天皇(春過ぎて)

春過ぎて
夏来にけらし
白妙の
衣干すてふ
天の香具山

意訳

春が過ぎて夏が来たらしい。
真っ白な衣を干すという、天の香具山(奈良県橿原市にある山)に

雑記

情景としては春から夏に移行する季節を、真っ白な衣が屋外に干されている爽やかなイメージで綴っている句だと思うのですが。
ペン字練習帳に使ったこちらの句、つまりは新古今集に収録されているものと、万葉集に収録されているものとでは、微妙にニュアンスが違うらしいです。

前者は実際に真っ白な衣が干してあることを明記してあるわけではなく、後者は衣が干されている情景を見て夏の到来を感じるといった感じでしょうか。
原文の文言的にはちょっとした違いのようにも思いますが、訳して受け取る情景は随分違った印象を受ける気がします。

万葉集が8世紀頃、新古今集が13世紀頃。
5世紀の年月の間になぜこのように変わってしまったのか。
不思議ですね。

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  • 第2番:持統天皇(春過ぎて) 
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