百人一首~第1番:天智天皇(秋の田の)

秋の田の
かりほの庵の
苫をあらみ
わが衣手は
露にぬれつつ

意訳

秋の田んぼの傍に作られた仮小屋は屋根の苫(菅や茅のむしろ)が粗くて、私の衣服の裾は露に濡れてしまっている

雑記

百人一首の中でも特に知られた和歌の一つ。
遠い昔に、もしくは現在進行形で、一度は覚えさせられたことがあるものじゃないでしょうか。
学習していた当時は大して勉強熱心な方ではありませんでしたので、ざっくりと訳を教えられても「ふーん」で終わった覚えがあります。
が。

秋の田んぼで黄金色に色づいた稲穂。
その傍にある、申し訳程度に風雨がしのげる仮小屋。
その中で田んぼの番をしていると、屋根に葺いたむしろの隙間から落ちてくる夜露がじっとりと衣服を濡らし…、と。

今改めて読んでみると、とても素朴な情景が自然と浮かんでくるようで、いい歌だったんだなあと今さらながらに思います。

ちなみに、露という記述だけじゃ夜露か朝露か判断つかないんじゃなどと一瞬思いましたが。
朝露であればわざわざ小屋を建てる必要がないのかな?ということで、夜露ということなのでしょうね。

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  • 第1番 秋の田の~ 
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